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JSAセミナー2022開催報告
本年も万全な感染予防対策のうえで「JSAセミナー2022~エステティシャンのための継続教育セミナーVol.50」を9月13日(火)~14日(水)の2日間にわたり、大崎ブライトコアホール(東京・品川区)にて開催いたしました。
最も関心の高い日本における美容電気脱毛の現状をはじめ、血糖値とダイエットの関係について、まだあまり知られていない「サラシアの研究開発」、最新のアンチエイジング情報「自家脂肪幹細胞治療」や美容皮膚科の温故知新。また、知っておきたい解剖生理学では、エステティシャンにとっては興味深いC繊維についての講義もありました。全体的に関連のある内容であったため、受講者にとりましては、より理解が深められサロン業務で活かされることと思います。
また、新しくCPEになられた方々やCPE以外の美容電気脱毛有資格者も全国から受講されて、JSAセミナーへの関心の高いことが伺えました。
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JSAセミナー[エステティシャンのための継続教育セミナー2022 vol.50]
講義1:中神 朋子
東京女子医科大学 内科学講座 糖尿病・代謝内科学分野 教授
「血糖値とダイエットの関係」
空腹状態で糖質を多く含む食品を一気にとると、血糖値の急上昇を招き、インスリンの大量分泌から脂肪の蓄積へと繋がります。一方で、極端な糖質制限は必要な脂質やたんぱく質の摂取が多くなってしまいます。
本講演の中では、日常生活の中で無理なくできる血糖値の緩やかな上昇を可能にする食品の組み合わせ、食事摂取法などを考えます。
講義2:松田 久司
京都薬科大学 名誉教授 薬学博士
「機能性表示食品サラシアの研究開発」
古来、インドやスリランカではSalacia reticulate および S. oblongaを基原とするサラシア属植物が糖尿病の予防や治療に応用されてきました。約25年前に、これらの抽出エキスに食後の過血糖に有効な小腸α-グルコシダーゼ阻害作用を見出したことから研究をスタートし、今日、機能性表示食品として用いられています。
本講演では、これらサラシア属植物の再発見・開発の経緯について紹介します。
講義3:山田 豊文
杏林予防医学研究所 所長
「細胞環境デザイン学による美容面へのアプローチ」
あらゆる方向から細胞の環境を整えれば、誰でも健康に生きていけるという「細胞環境デザイン学」。その柱となる9つのメソッドを実践していけば、皮膚をはじめとする全身の細胞が若返っていく。なかでも「脂肪酸バランス」「ミネラルバランス」「全身の皮膚で聴く超高周波音」の3つは究極の予防医学ともいうべき重要なポイントであり、美容の分野にも大いに役立ちうることを紹介する。
講義4:市橋 正光
BTRアーツ銀座クリニック 院長
神戸大学 名誉教授
「アンチエイジング最新情報~今話題の『自家脂肪幹細胞治療』驚きの若返り効果について」
現在の美容では皮膚組織に損傷を与え、皮膚に存在する幹細胞・前駆細胞を活性化し、若返らせる物理的方法が広く用いられている。一方、幹細胞培養上清や多血小板血漿を皮膚注入する、または、自家線維芽細胞、脂肪組織の間質血管細胞群や幹細胞を皮膚注入し組織幹細胞を活性化し、若返りを誘導する生物学的手法がある。今回脂肪幹細胞の皮膚注入の素晴らしい若返り効果を紹介する。
講義5:手塚 圭子CPE
一般社団法人日本美容電気脱毛協会(JBEA)理事長
医学博士 保健学博士
「日本における美容電気脱毛業界の現状~JBEAの活動状況を踏まえて」
美容電気脱毛については、1997年の衆議院厚生委員会で当時の厚生大臣の「業界による自主的な技術水準の向上と営業の適切化」を求める発言に従い、業界は1999年に技能検定試験を開始しました。近年再び美容電気脱毛が注目されており、知っておいていただきたい施術の注意点や一般社団法人日本美容電気脱毛協会(JBEA)の活動、そして美容脱毛全般に渡る現状等をお話します。
講義6:都甲 武史
とごう皮フ科形成外科クリニック 院長
社会医療法人美杉会 佐藤病院 形成外科非常勤医師
京都大学医学博士
「美容皮膚科の温故知新」
美しい肌を得るために昔から女性は言わずもがな、近年は男性も普通に美容に気をつかう時代になってまいりました。ただ、医療機械や材料の進歩によって治療の選択肢は増えたものの、その根幹はあまり大きな変化はありません。そのため、脱毛も含め、解剖学的に基本に忠実な治療を行うことが結局のところ良い結果を生むと考え、昨今の状況を踏まえ、私見を交えながらお話させていただきます。
講義7:野溝 明子
医学博士 鍼灸師
「知っておきたい基本の解剖生理学~毛に関わるホルモンと神経・感覚器」
毛に関わる医学の基礎知識として、ホルモンと神経の2項目を学びます。ホルモン編では、内分泌の基本を復習し、ステロイドホルモンや甲状腺ホルモンなど毛の成長、脱毛、艶、毛包炎に関わるホルモンについてまとめます。神経編では、痛覚や触覚に関わる皮膚の感覚器と神経の分類を学び、近年注目されている毛と快感に関わるC線維とそれが脳内でどのようなホルモン放出につながるかも解説します。
講義8:橋本 利加子CPE
エステティックサロン美珠n.1 代表
AEA認定脱毛講師 AEA認定講師
日本ケアセラピスト協会ビューティーケアセラピスト認定講師
「個人サロンの美容電気脱毛の現状~高齢化社会に向けてのサロン対策」
エステティシャンになり34年。30年前の美容脱毛事情と現在の違いから、個人サロンが考える美容電気脱毛のリスクと利点は・・・。
高齢化社会の中で個人サロンがどのように対応していけば良いのか、を現状からお話しさせていただきます。。